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住宅ローン控除制度とは、住宅ローンを利用して中古住宅を購入する場合、１０年間に渡って住宅ローン残高の１％に相当する所得税が控除されるというもの。（最大５００万円まで）最大５００万円と聞くと、すぐに飛びついてしまいそうですが、中古住宅の場合は一定の条件がありますので注意してください。

まず、購入する物件が｢築後２０年未満｣であることです。それ以前に建てられたものについては、建築士等が実施した耐震診断の結果に基づき、｢耐震基準適合証明書｣が存在するものでないといけません。

また、思っていたよりも控除額が少なくなる事も覚悟しておいてください。いくら最大５００万円だからといって、自分が支払っていない税金まで返還されるわけではありません。

さらに、控除額は住宅ローン残高の１％ですので、５００万円の控除を受けるためには、１０年後も住宅ローン残高が５０００万円残っていないといけない事になります。

「住宅ローン減税で最大５００万円の所得税控除｣という売り文句につられて、物件を急いで購入することだけはやめて下さい。